まみがおか内科 院長 北出です。

昨年12月からオミクロン株蔓延のニュースが少しずつ出始め、年末には日本国内でも感染者数の増加が報じられております。

現時点でどうやら確かそうな情報としては以下のような点が挙げられます。

1,デルタ株より明瞭に感染力が高い。(空気感染を起こしている証拠は無い。)

2,デルタ株に比べて症状はマイルドな傾向がある。(重症化しないという解釈ではない。マイルドになったとは言え一般の風邪と比較すると症状が重篤である可能性がある)

3,ワクチン2回接種後でも感染する例が多数報告されている。(ワクチンが効かない、重症化予防効果も無いという意味ではない。理論上ワクチン接種は確実に症状緩和の役割を果たすことが想定されるが、どの程度の効果があるのか、まだ十分な質と量の統計が揃っていない)

 

EU諸国や米国での感染拡大の事例を参照すると、日本では年末年始の人流増加によって年始に急激な患者数増加を起こす恐れがあります。オミクロン株の感染力を考慮すると、夏の第5波より増加速度が速いことも危惧されます。一方、症状が比較的軽度で留まる、発熱しない患者さんも相当数出てこられることが想定されますので、以下の点にまず注意されるべきと考えております。

1,3密回避、マスク着用励行、手洗い・うがいの徹底(状況が変わっても基本徹底は最重要です)

2,風邪症状が出現したら、出来るだけ家庭内隔離や換気などの家庭内感染予防を試みる(発熱が無いからコロナではないだろうという予測は、オミクロン株感染においては危険である可能性があります)

3,症状がある場合は発熱外来を受診して積極的にPCRや抗原検査を受けることを検討する。無症状だが感染が心配という場合、県が設けた無料PCR検査を利用する。詳細は以下URLを参照ください。無料PCRの場合、3-4日くらいで結果が判明するようです。

奈良県新型コロウイルス検査促進事業(感染拡大傾向時の一般検査)/奈良県公式ホームページ (pref.nara.jp)