まみがおか内科 院長 北出です。

1月くらいから、欧州を中心にステルスオミクロン株の増加が報告されていましたが、ここに来て日本の都市部でも同株の増加が報告されております。今後、新型コロナ感染の中心になってくる可能性があります。現時点で判明していることは下記になります。

1、欧州の検査方法では陽性になりにくく、従来のオミクロン株とも判別がつきにくかったかったためステルスオミクロンと命名されたようです。日本のPCR検査方法の場合、理論上問題なく陽性診断できるようです(今後の経過は注視する必要がありますが)。

2、感染力は従来のオミクロン株よりやや高いとの報告です(ただし、報告元の欧州では検査法の難渋によって検査のすり抜けが生じ、その結果蔓延が進んだ可能性がありますので、日本での経過がどうなるか、こちらも注視が必要です)。

3、症状の強さに関しては、従来のオミクロン株と比べて明らかに強いという報告は無さそうですので、従来株と同等程度かもしれません。

日本では欧州と比べてそれほどステルスオミクロン株の検査精度で難渋する事がない可能性が高そうですが、注意すべき続報がありましたら改めて報告させていただきます。