まみがおか内科 院長 北出です。
全国的には新型コロナ感染者数がピークを越えつつある統計になってきておりますが、未だに当院では非常に高い陽性率を計測しており、体感的にはまだピークが続いている印象です。37.5℃を超える発熱があり、加えて風邪症状(喉の痛み、咳、鼻汁など)を自覚される患者さんの7-8割が陽性になっている状況であり、第5波とは一線を画した蔓延状況と言えます。引き続き基本的な感染対策、マスクを外して他人と一定時間向き合うような状況はお避けください。
PCR検査は新型コロナ感染の診断方法としては現在最も高精度な検査ではありますが、その精度は必ずしも100%ではありません。メディアでも時々触れられるように、コロナ感染なのにPCR検査が陰性であり、その後症状がなかなか良くならないために再度PCR検査を行ったところ2回目の検査でようやく陽性が判明したケースがちらほら報告されています。当院でも、第6波に入ってから、少ないながらもこのようなケースを数例経験しております。PCR検査陰性の患者さんにはその都度電話で説明させていただいておりますが、一度目のPCRが陰性であっても油断せず、1-2日は家庭内隔離や感染対策を十分に継続しながら、症状が改善してくるか慎重なご確認をお願いいたします。
もし症状の改善が認められない場合、2回目のPCR検査が必要かどうか検討させていただきますので、お手数をおかけしますが再度発熱外来のお申し込みをご検討ください。相変わらず予約殺到にてご不便をお掛けしておりますが何卒ご了解の程、よろしくお願い申し上げます。